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白鳥定置網組合

白鳥定置網組合は、能登半島中央部に位置する「七尾市白鳥町」の海岸から三百メートル程沖合いを漁場に、定置網漁を営んでいます。定置網の規模としては、比較的小規模で漁夫15名程度で運営しております。
この地域は、昔から「能登灘浦地域」と呼ばれ、初冬の能登灘浦に高風が吹き荒れ、海が時化、雷鳴がとどろく時期があります。地元ではこの時期に吹く風を「鰤起こし」と呼び、この時期に「鰤」の群れが潮流にのって佐渡沖から能登灘浦、富山県氷見沖へと登ってきて、鰤漁の始まりを告げることになります。
能登灘浦は石動山系から延びた山並みとひときわ高い「伊掛山」が背後に迫り、前方に立山連峰を臨む湾内は海底が深くえぐられており、日本三大定置網漁業地帯の一つに挙げられている地域でもあります。
白鳥定置網組合は、鰤網漁に特化した定置網ではなく、4月下旬頃からの黒鯛漁など、年間を通して回遊魚を中心に漁を行って、新鮮な魚を市場に出荷しております。

潮流の関係等でおとし網で水揚げできないときでも、小さく扱いやすいふきながしで水揚げできるところが特徴
白鳥定置の日々
出港は午前2時。午前3時30分に入港し、選別後、出荷する。
選別作業後、コミュニケーションを意識し揃って先輩漁師が作る朝ごはん(漁師めし)を食べ連帯感を高める。
若い船頭、ベテラン漁師、女性漁師、移住者漁師は、平均年齢40歳の船頭は20歳の多様な構成メンバーである。
(組合長より)漁師業は、マニュアルどおり進まない。経験から学んでほしい。
(漁師飯のこだわり)素材を活かすため、化学調味料は使わない。

うまい 漁師がここにいる!

宮崎 隼誠(みやざき しゅんせい)

船頭(漁師歴2年)

目標(技術的なこだわり):適格な判断を身につけたい。
漁獲から出荷まで業務毎に適格に指示をだすためのスキルを学ぶ。

こだわり(気をつけていること)
鮮度管理
魚種に応じ氷の量を決めている。イワシは通常の倍(36個/40kgタンク)を準備し徹底している。

掲載情報は2019年現在のものです。

独自の徹底した 鮮度管理

氷の準備

冷凍庫から運搬船(魚槽)に約2トンの氷を準備する。(魚種により氷の量が変わる。)

出荷の準備

選別した魚を入れるタンクには魚が浸るくらいの海水(氷)を入れておく。(スコップ約2杯分)
魚が浸るくらいの海水(氷)の量にする理由:出荷する際、計量時の作業効率を図るため。

出荷

選別した魚をタンクに載せ、早朝のセリに合わせ出荷。

翌日の氷の準備

翌朝に使用する氷の準備を行う。準備する氷の量は約2トン